避難訓練をした後は、それぞれの学年に合わせて防災体験をしました。
1年生は、東心会の皆さんを中心とした地域の方や保護者ボランティアの方と一緒に新聞紙スリッパをつくり、実際に履いて廊下を歩いたり、高学年が関わった避難所に避難したりしました。稲葉幼稚園の年長さんと一緒に活動しました。
2年生は、東心会を中心とした地域の皆さんや保護者ボランティアの方と一緒に牛乳パックトレーを作りました。後で、そのトレーに防災食(アルファ化米)をよそっていただきました。
3・4年生は、煙体験と起震車体験をしました。
地震の揺れの大きさに驚いたり、煙の中では何も見えなくなることなどを知り、地震や火災の恐ろしさを体験し、いざというときにどのように行動することが大切なのか考えました。
5・6年生は、地域の自主防災会の方と一緒に避難所開設を体験しました。
まずは、協力してブルーシートを敷きます。
今回の避難所開設では、プライバシーを守ることができるようなファミリーテントを組み立てました。段ボールベットの組み立ては、思ったより難しかったようですが、どのグループも無事に作業を進めることができました。
生活に欠かせない水を確保する給水車も来ました。
避難所が開設された場合には、警察、自衛隊、消防、電気、ガス、水道、Wi-Fi設備などたくさんの方の協力が必要になります。その中でも、地域の自主防災会が中心となって活動をすることの大切さに気付いたことが、子供たちの感想からわかりました。今回の総合防災訓練により、次の3つのことの大切さを学びました。
自助・・・自分の命は自分で守る
共助・・・地域の人と協力し合って命を守る
公助・・・行政などの取り組みによって命を守る
防災訓練の様子について、また、家族がそれぞれの場所で災害が起こった場合どうするのかなど家庭でも話し合うよい機会になりました。